この記事で覚えてほしい・紹介しているポイント
- 大学生のうちに留学するメリットは「奨学金が利用できる」こと。社会人になると長期休暇は取れないに等しい
- 就職活動をする場合は、留学先で得られたこと・成長できた面をしっかり話す
- 一番チャレンジしやすい留学スタイルは短期留学。本格的に語学に触れたいなら休学留学・認定留学・長期留学を
大学生が留学をするメリット
大学生のうちに留学を経験したほうが良い理由は、奨学金が利用できることです。
JASSO(日本学生支援機構)が提供する奨学金制度には「貸与型」「給付型」の2種類があります。
大学在学中に受けられるのが、「第二種奨学金」といわれる、貸与型の奨学金です。
3ヶ月以上1年以内に、海外の大学もしくは大学院へ留学をする人を対象としています。
学生自らが借りるシステムなので、卒業後は留学生自らがお金を返還しなければなりません。
社会人になると、長期間の休みを確保するのが難しくなります。
長期休暇を取れる会社もありますが、その休暇がない場合は休職・もしくは退職という道を選ばなければなりません。
とくに新卒で入った場合、仕事内容を覚えなければならないため、留学に向けての長期休暇を取るのは難しいでしょう。
自分のやりたいことを実現できるチャンスは限られています。社会人と比べ、時間に余裕がある大学生の時こそ留学するのにベストなタイミングです。
留学経験は就職活動に大きく影響します。留学というのは誰もが経験できることではありません。
留学先で語学力をはじめ、専門スキルを身につけることにより、柔軟性や行動力の高さを評価されます。
自分で掲げた目標を留学先で達成した旨を伝えると、面接官は計画的に物事を進める人物だとみなすでしょう。
ですが、留学先で得られたものをはっきり表現できなければ、逆にマイナスなイメージを与えます。
面接で留学の話をする際には、自分の成長につながった体験談を確実に話しましょう。
留学の種類
留学にもいくつかの種類があります。まず誰もが気軽に挑戦できるものとして挙げられるのが短期留学です。
語学力やコミュニケーション能力を高めるコースをはじめ、その国の本場のスポーツを楽しめるプランもあります。留学期間は、春休み・夏休み期間中の1週間~1ヶ月です。
短期間ではなく、長期間みっちり留学したいと考える人は、休学留学もしくは認定留学がおすすめです。
休学留学とは、大学に籍を置き、休学したうえで留学することです。留学期間は約1年間。長期的な目標達成に向けたプランを立てやすい留学スタイルです。
一方認定留学とは、海外の大学で取得した単位を、日本で通っていた大学の卒業単位として認めてもらえる留学のことです。
ただし、留学先の教育機関を自身で選ぶことはできないので、その点注意しましょう。休学手続きや単位認定の規定も要チェックです。
長期語学留学は、その名の通り、本格的に語学力を上げたい人向けの留学スタイルです。
単語力や文法はもちろん、その国独自のジェスチャーやくだけた表現なども覚えられます。
海外に長く滞在するため、その国の文化を肌身で感じられるだけでなく、現地に住む人と親しくなるチャンスが増えるでしょう。