日本ではマイナーな留学先を選ぶメリットは多い
海外の大学生活や文化、言語を学びたくて留学したのに、留学先でも日本人としか話さなかったという人は意外と多いものです。
留学先として人気の場所は、観光地として人気の都市にあることが多く、そうした場所へ留学すると必然的に他にも多くの日本人留学生がいます。
何を学ぶかによってどこが留学先として適しているかは異なりますが、言語や文化など日本では学べないことを学びたいのなら、日本ではマイナーな留学先を選ぶという選択肢もアリでしょう。
マイナーな留学先を選ぶことには、たくさんのメリットがあります。
1つ目は、身の回りのことを全て現地の言葉で自分自身で対応しなければいけないという点です。
分からなくても誰も助けてはくれませんから、自分自身で試行錯誤しながら手探りの状態で一つ一つの手続きや作業を行います。
その中で否応なく現地の言葉が身につき、かなり高い確率で語学力が高まるでしょう。
2つ目は、現地の文化を思い切り楽しめるという点です。
日本人と交流する機会がなければ、現地の人と同じような生活をしながら現地の人と交流することになります。
良い部分も悪い部分も肌で感じられることで、人間としてグローバルに成長できるのではないでしょうか。
知っておきたいデメリット
マイナーな留学先を選ぶ際には、デメリットについても理解しておかなければいけません。
1つ目のデメリットは、選択肢が少ないという点です。
学校選びから住居形態、食事など様々な点に関して、選択肢は限りなく少なくなります。
交通の便も悪いため、住む場所も留学生にとっては限定されることでしょう。
日本と比較すると不便だと感じることも少なくはないでしょう。
2つ目のデメリットは、気候が厳しい場所が多いという点です。
温暖な気候の場所は留学先として人気が高く、マイナーな場所はとかく冬の寒さが厳しかったり、夏が暑すぎたりと、気候面でもデメリットだと感じるかもしれません。
自分に向いている選択かを冷静に判断しよう
留学先を選ぶ際には、日本人の数だけで選ぶのはNGです。
自身が現地で何を学びたいかによって、ぴったりの留学先は変わります。
もしも日本人が多い留学先でも、積極的に現地の人と交流を持つ機会は努力次第で作れますし、居住形態を工夫することで現地の言葉を話す機会を増やすこともできます。
留学先を選択する際には、実際に自分がそこに留学している光景を頭の中でシミュレーションしながら決めることをおすすめします。
いくつかの候補地をリストアップし、細かく比較検討しながら決めるという方法も良いでしょう。
留学中にたくさんの観光スポットに足を運びたいとか、できるだけ気候の良い場所へ留学したいという人なら、日本人の数は多くなるけれどお目当ての都市を選ぶことで留学の満足度は高くなります。
一方で、現地の生活を最大限にエンジョイしたい人なら、マイナーな留学先でも満足度は高くなるのではないでしょうか。