大学の履修登録って何?
大学における履修登録とは、一言でいえば授業の時間割を決める作業のことです。
小中高までは、学校側が事前に決めた時間割に合わせて授業を受けるため、学生がそれぞれ自由に時間割を組むことはできません。
しかし大学では、同じ学部や専攻の学生でも、それぞれが自由に時間割を組めるという特徴があります。
必修科目の場合、曜日や時間を自由に選べないことはあるものの、専門科目においては曜日や時間を考えながら、他の講義と時間が重ならないように注意しながらそれぞれが履修登録を行います。
履修登録は、以前ではキャンパス内のオフィスへ足を運んで登録する必要がありました。
しかし近年では、学生がオンラインで履修登録できるシステムが完備されている大学が多く、履修登録のプロセスがより簡単になっています。
履修はこんな組み方ができる!
履修登録は、学生が自由に時間割を組める点が特徴です。
学生によっては、朝が苦手だから可能な限り午後の講義を中心に組むと人もいますし、月曜日から金曜日まで通学するのではなく、金曜日には何も講義を入れずに自由学習の日にする人もいます。
また早く帰宅できる日を週に何度か設け、その日はバイトやサークルをする時間として活用する人もいます。
履修登録においては、最低取得しなければいけない単位や履修科目、専門性などいくつかの条件があります。
しかしそうした点をカバーしても、学生のライフスタイルに合わせて時間割を組みやすい大学は多くあります。
どのように時間割を組むかによって、学生生活も、バイトやサークル活動も両立することは十分に可能なのです。
履修時にチェックしたいポイントと注意点
履修登録においては、講義の曜日や時間だけで組むのではなく、いくつかの注意点を踏まえて賢く時間割を組みたいものです。
1つ目の注意点は、講義の成績評価方法をチェックするという点です。
講義によって、テストだけが評価されるものもあれば、普段のレポートや小テストが評価対象となって期末テストはないという講義もあります。
どちらのスタイルが学生の性格に合っているかは異なるため、そうした点をチェックした上で受講する講義を選びましょう。
2つ目の注意点は、得点分布にも気を配るという点です。
講義によって、評価が厳しい授業もあれば比較的緩い講義もあります。
大学の成績で優秀なGPAを残したい人にとっては、厳しすぎる評価をする講義が多いと、GPAの点ではハードルが高くなってしまうかもしれません。
3つ目の注意点は、卒業に必要な単位となるかどうかを考えるという点です。
大学では、卒業単位として認められる必修科目の単位数に加え、専門分野においても必要な最低単位数があります。
興味や関心のある講義を中心に履修することはできても、それが卒業単位としてカウントされないのでは困ります。
履修登録においては、できるだけ卒業単位としてカウントされるものを中心に登録する必要があります。