この記事で覚えてほしい・紹介しているポイント
- 縁結びは「今ある縁を強くする」ためのもの
- 良縁祈願は「これから良い縁にめぐりあう」ためのもの
- うっかり違うところにお参りしてしまうとよくないことが起こるかも
縁結びの意味、良縁祈願の意味
全国に数あるパワースポットでも、特に人気が高いのが「縁結び」の神様です。
日本でもトップクラスの縁結びの神社としては以下のようなところがあります。
- 地主神社(京都)…「えんむすびの神様」として知られる京都最古の縁結び神社です。
- 八坂神社(京都)…日本三大祭の1つとしても有名な祇園祭の神社。ハート型の絵馬で知られています。
- 春日大社(奈良)…夫婦二体の神様が祀られていることから、結婚の縁を持つとされている神社です。
こうした「縁結び」ということをうたう神社には、境内に夫婦を象徴するような自然物や像が置かれていることがよくあります。
夫婦杉や夫婦岩といったようなものが代表的ですが、こうした「縁結び」というのはあらかじめ決まった相手との結びつきを強めるための力を持つとされています。
ですので有名な「縁結びスポット」を訪れるのは、既に誰か好きな人がいて、その人とより強く結ばれたいと願っている時とされているのです。
一方で「良縁祈願」というのは恋愛関係だけではなく、人生全般における良い縁を引き寄せることができるように願うための場所とされています。
- 安井金比羅宮(京都)…日本最強の悪縁切り+良縁結びのパワースポットです。
- 明治神宮(東京)…有名な都心にあるパワースポット。良縁祈願で知られています。
- 神田明神(東京)…商売の神様としても有名な良縁を引き寄せてくれるスポットです。
こうした「良縁祈願」の神社では、まず身の回りにある悪縁を切り、そこから良い縁を引き寄せてくれるという力があるとされています。
ですのでよい出会いがないと悩む人だけでなく、前の恋愛に失敗して傷ついている人などが利用をするのがおすすめと言えますね。
両者の違いを知って場所を選びましょう
一見同じように思える「縁結び」と「良縁祈願」ですが、お参りする場所を間違えると自分の望まないことを祈願することになるかもしれません。
例えば特定の人がいないのに「縁結び」の神社にお参りをしても、そもそも結びたい縁がまだ存在していませんのであまり効果を期待することができません。
逆に「良縁祈願」に既にパートナーがいる人が出かけるような場合には、既にある縁を捨てて新しい縁にしたいということを祈願することになります。
そもそもの祈願が邪心に基づくものなので、思わぬ形で今自分の身の回りにある縁を失ってしまう可能性があるかもしれません。
小さな違いのようですが、お参りをするときにはそこに祀られている神様について調べてから行くのがマナーなので、そこはきちんとしたいですね。