この記事で覚えてほしい・紹介しているポイント
- 一度地方を離れ都会に住み、また戻ってくるのがUターン。Jターンは故郷→都会に移り住み、故郷とは別の場所に住むこと
- Iターンは、都心部出身者が出身地と異なるところに移住すること
- 地方への転職のメリットは、通勤ラッシュからの解放・子育てのしやすさ・物価や住宅費の安さ
Uターン・Jターン・Iターンそれぞれの特長
Uターンとは、地方を離れ都心に移り住んだ人が、再び地方に戻ることをいいます。
例えば「生まれは佐賀県の田舎。進学をきっかけに東京都心へ住むことに。東京で働いた後、生まれ故郷である佐賀県に戻る」というようなケースです。
都会で培った経験や高いスキルを地元でも活かしたいと考え、Uターン転職をする人もいます。
Jターンとは、生まれ育った故郷を離れ、都会に進学もしくは就職し、生まれ育った場所とは異なるところに移住することを指します。
地元の暮らしを取り入れつつ、都会の利便性の良さを活かしたうえで、故郷に近い地方都市に移住するケースです。
自然が多いところに暮らしたい&だけど都会の便利さも捨てがたい…という人に適しているのではないでしょうか。
Iターンとは、都市部や首都圏で生まれ育った人が、出身地とは異なる場所に住んで働くことです。
「生まれは東京都23区。海が見えるところの生活に憧れ、石垣島に移住する」といったケースがこれに当たります。
自然に囲まれて生活がしたい、田舎特有の文化に興味がある人のなかには、Iターンを希望する人が多いといわれています。
地方へ就職するメリット
都会にはたくさんの人がいます。どこへ行くにしても人の混雑は避けられません。
休日にどこか出かけたいと思っても、気軽に出かけられない…というストレスがつきものです。
しかし地方へ就職すると、都会と比べ人が少なくなるため、「ラッシュを避けるために1時間早めに自宅を出る」というような悩みから解放されます。
また、通勤通学の交通手段として、地方に住んでいる人は車を多く利用します。
車で通う場合、天候によっては道が混むデメリットもありますが、電車やバスの混雑度は都会に比べ、幾分か落ち着いているでしょう。
子育てしやすい環境を求め、地方に住むことを選んだ人もいます。
地方出身者の人が都会に住むと、両親が遠くに住んでいるぶん、預け先が限られてくるため、外出もままなりません。ですが、Uターンで地方に戻れば、両親のサポートが得られやすくなります。
Uターンでなくとも、自然あふれるところで子どもをのびのびと育てたいという人にとって、地方は最適な子育ての場です。
物価・住宅費が安いのも大きな魅力です。
地方に行くと給与が低いというデメリットもありますが、そのぶん物価が安い地域もあります。
ただし「すべての地方=物価が安い」というわけではないので、移住をする際には各土地の物価・住宅費を事前に確認するのが得策です。