この記事で覚えてほしい・紹介しているポイント
- インターンとして参加することで希望の企業の様子を知ることができる
- 企業の人事担当者に自分のことをアピールするチャンス
- 自分自身の気持ちをまとめるのにも役立つので、できるだけ参加することが望ましい
インターンとは
今どきの就職活動で欠かせないことの一つに「インターン」があります。
インターンは正式には「インターンシップ」という、就職活動が本格化する前の大学生に対して、企業内部の業務を一部体験してもらうという採用活動の一つです。
業務を担当するというのは実際に何か仕事のノルマがあるアルバイトは違って、例えば実際に企画に参加をしたり、それぞれの職場で勤務をする社員についてどんなことをしているかを見学したりします。
インターンシップが最も多く行われるのは夏休み中などの長期休暇中で、何日かに分けて複数の学生をインターンとして受け入れる企業も多くなってきました。
学生のインターンシップ参加率はここ数年で急増しており、調査によると就職を希望する学生の約72.2%が何らかの形でインターンとして参加をしているとのことです。
企業側も従来どおりの会社説明会だけでなく、インターンシップでより多くの学生と話をするという動きを加速しており、まさに採用・就職活動の前哨戦と言えるような位置づけとなっています。
インターンが就活で有利な理由
インターンに参加をしなければその企業の求人に応募することができない、ということはないのですが、それでも第一志望の企業があるならできるだけ参加をしておくことをおすすめします。
というのもインターンは学生側にとって非常にメリットが多いものであるので、実際の就活で一歩リードをすることができるからです。
インターンのメリットは、会社説明会だけではわからない、それぞれの企業の業務内容を知ることができることですが、同時に企業が学生を見る機会になっています。
中には非公式に早期選考ルートが用意されていることもあり、人事の人に声をかけてもらうことで実質的に内々定を受けたような立場になれることもあるのです。
また、企業の人事担当者だけでなく一緒にインターンに参加した学生同士で連絡先を交換することで情報を多く集めることができるようになります。
就職活動においては情報収集が非常に重要になってくるので、学外からの情報源と人脈を作っておくことは将来就職してからもかなり大きな財産になるでしょう。
ただし注意しておきたいのが、インターンで人事の人から低い評価をつけられてしまうと、それ以降の就職活動で門前払いになってしまうリスクがあるということです。
見学をさせてもらうお客様気分は捨てて、真剣に企業の活動を学ぶ気持ちで参加しましょう。