在学中はピンとこない大学図書館のすごさ

大学図書館は魅力的

大半の大学には、図書館が設置されています。
基本的には学生を対象としたものですが、部外者の利用を許可している大学図書館はなんと全体の93%もあり、ほとんどの大学の図書館は部外者でも利用することが可能です。
大学によって部外者利用の条件は異なっており、地域住民だけに限定的な開放をしている所もあれば、有料で図書カードを作らなければいけない大学もあります。
また館内での利用のみに限定しており、貸し出しはNGという大学もたくさんあります。

こうした制限があっても、大学図書館には大きな魅力があります。
その中でも専門的な書籍が充実しているという魅力は、特定の分野に興味がある人にとっては大きな魅力と言えるでしょう。
大学図書館は、その大学で学ぶ学生にとって必要な書籍を集めています。
法学部のある大学なら、法科学生が必要だと考えられる書籍のラインナップが充実しており、その数では一般的な図書館とは比較できないレベルなのです。
どんな書籍が充実しているかはその大学にどんな学部が設置されているかによって異なるものの、専門的な分野について本を読んだりリサーチしたい人にとっては役立つ蔵書がそろっています。

ちなみに、大学図書館の中でも特に蔵書が充実していることで定評のある関西大学図書館では、大学と連携協定を結んでいる地域の自治体の市民を対象にして開放しています。
もしも自宅そばに大学がある人は、利用条件などをチェックしてみることをおすすめします。

大学図書館を利用するコツ

大学図書館を利用する際には、いくつか知っておきたいことがあります。
1つ目は、目的をもって利用するという事です。
蔵書数が多いため、ただフラリと足を運んでも何を読みたいのか見つけることは困難でしょう。
特定の分野の特定の内容やジャンルに関して書かれている本を読みたいと目的が明確なほど、目的の本を見つけやすくなり、大学図書館利用後の満足度がアップします。

2つ目は、大学図書館は学生のための図書館です。
そのため、学生が真剣に勉強している横で騒いだりするのはルール違反となるので注意してください。
特に平日は学生たちが多く利用しています。
試験前などは特に、学生たちは静かな環境を求めて図書館にやってきます。
そうした時期を避けることで、学生たちの邪魔になることなく利用できるのではないでしょうか。

3つ目は、大学図書館は学生が長期休暇になる夏休みや冬休みの期間には閉館になってしまうことが多いという点です。
不定期に開館する図書館はありますが、毎日という事は少ないため注意が必要です。
足を運ぶ前には、大学のホームページなどで開館していることを確認することをおすすめします。